1. 「商品」登録の注意点
商品を登録する際には、販売基本情報の登録・確認が行われており、
- 商品分類 ………… 設定-販売-商品分類
の設定がないと登録ができません。
○商品コードの修正はできません。
○登録済みの商品を呼び出して、別のコードに変えて登録すると、そのコードで新規登録しますのでご注意ください。
○登録した商品は、販売ワークスの伝票に使用されていない場合に限りは削除できます。
※ただし、システム固有の設定がある「値引」「立替金」は削除できません。
2. 商品の登録手順
- 画面右上の「新規」ボタンをクリックします。
- 画面下部の入力領域に商品の情報を登録します。
- 項目の入力が完了したら画面右下の「登録」ボタンをクリックします。
■表示順
半角数字(0~9と 頭に – マイナス)
-99999~999999の間で登録が可能です。
表示順は指定した数値の入力がない時は、10単位で自動採番します。表示順は同じ番号の登録も可能です。
同じ商品分類で表示番号が同一の場合は、商品コード(数字→大文字英→小文字英)の順で一覧に表示します。
※商品の一覧を表示した際の表示優先条件は、商品分類→表示順→商品コードになります。
■商品コード 必須
半角13文字まで
・半角英数字(a~z、A~Z、0~9)
・半角ハイフォン –
・半角カッコ ( )
・半角スペース ※ただし、先頭には使用できません
※英字は大文字、小文字も別ものとして判断します。
※登録したコードの修正はできません。
■商品分類 必須
所属する商品分類を選択します。
プルダウンには、「商品分類」に登録した表示順の若い順に表示されます。
■商品名(上段/下段) 上段のみ必須
全角20文字(半角40文字)まで
■商品略称 必須
全角10文字(半角20文字)まで
※商品略称は「商品別売上集計表」「商品別売上推移表」「商品別仕入推移表」「入出庫推移表」で用います。
※得意先・仕入先向けの帳票印刷には使用しません。
■商品タイプ 必須 注意
商品タイプは登録後に変更できない項目です。ご注意ください。
「通常商品」「サービス系商品(在庫管理しない)」「立替金」「値引」から選択します。
- 通常商品…………在庫管理の対象商品で選択します。
発注伝票、受注伝票、仕入伝票、売上伝票、出庫伝票、入庫伝票の登録から商品の在庫数を管理します。
在庫一覧表や入出庫数を管理する商品はこちらをご選択ください。 - サービス系商品…在庫管理が不要な商品で選択します。在庫管理をしないため、発注伝票、受注伝票、仕入伝票、売上伝票、出庫伝票、入庫伝票の登録による商品の数の変動を意識しない商品でご利用ください。
- 立替金……………初期設定時にシステム固有の設定がある「立替金」をご用意しておりますが、これ以外に立替金の性質となる商品の登録が必要な場合にご利用ください。その際には、商品分類も初期に設定時からご用意している「立替金」をご選択いただくと、集計表での閲覧がしやすくなります。
※立替金は送料や梱包料などの利用を想定してご用意しています。 - 値引………………初期設定時にシステム固有の設定がある「値引」をご用意しておりますが、これ以外に値引の性質となる商品の登録が必要な場合にご利用ください。その際には、商品分類も初期に設定時からご用意している「値引」をご選択いただくと、集計表での閲覧がしやすくなります。
■単位
全角3文字(半角6文字)まで
空白(設定なし)も可能です。
■事業区分
★会計ワークスと販売ワークスをご利用で、「販売連動」をご利用いただく際の連動設定の関連項目です。会計の課税方式が「簡易課税」の場合にご設定ください。
「不明」「第1種事業:卸売業」「第2種事業:小売業」「第3種事業:製造業」「第4種事業:飲食店等」「第5種事業:サービス業」「第6種事業:不動産業」「販売基本情報に準拠」の中から選択してください。
システム導入時、値引は「販売基本情報に準拠」、立替金は「不明」で設定しております。
※販売連動を利用するが、課税方式が本則課税または免税の場合、または販売連動を利用しないお客様はご設定の必要はありません。初期値「販売基本情報に準拠」のままご登録ください。
■販売単価
10桁まで
1つの商品につき5つ設定できます。
販売単価を内税価格とする場合は、「税込み単価にする」にチェックを入れてください。
なお、商品タイプ「値引」の商品に単価を設定する場合は、マイナスの値を入力します。
■単価情報の追加
販売単価の変更が決まっている場合に、変更となる日で販売単価の設定をしておくことができます。
「単価情報の追加」に使用開始日を指定した販売単価の値がある場合は、その日付以降で起票される伝票でも、その販売単価を使用します。また、指定した日になると、商品マスタ画面上の値も、単価情報の追加設定に登録した販売単価に切り替わります。
※「単価情報の追加」は、商品コードが確定している状態で登録が可能になります。
※商品の登録初回時は本項目の設定はできません。
■販売課税区分 必須
販売(商品売上)に使用する消費税課税区分を選択します。「課税」「非課税」「対象外」から選択してください。
なお、システム固有の設定がある「立替金」は、初期値は「対象外」です。
■仕入単価 注意
10桁まで
仕入単価を内税価格とする場合は、「税込み単価にする」にチェックを入れてください。
■仕入単価区分 必須
仕入(商品仕入)に使用する消費税課税区分を選択します。「課税」「非課税」「対象外」から選択してください。
なお、システム固有の設定がある「立替金」は、初期値は「対象外」です。
■標準原価 注意
10桁まで
販売基本情報の原価評価区分を「標準原価」とした場合の原単価は本設定の値になります。
ただし、販売ワークスに商品を初めて登録した場合の原単価初期値は、仕入単価の金額(初回登録時の値)の反映になります。
■初期在庫数量 注意
10桁まで
販売ワークスの導入開始時の商品在庫数量を入力します。商品タイプが「通常商品」である場合に有効です。
■この商品を非表示
取り扱いがなくなった商品を、本設定画面の一覧や伝票登録時の検索画面に表示させない時に、ここにチェックを入れて非表示化します。
■継続商品の設定
販売ワークスで「継続契約」をご利用する場合に、対象となる商品の仕入先に対して、商品の売上に伴うキックバックが発生する場合、そのキックバックを率または額で設定します。
ワンポイント
- 商品の登録の初回の「仕入単価」の登録値が、商品の原単価・在庫単価の初期値になります。
- 初めて商品登録する際に仕入単価を「0円」で登録すると、商品の原単価・在庫単価の初期値も0円になりますので、ご注意ください。
- 商品マスタ登録後(商品コード確定後)に仕入単価を修正しても、商品の原単価・在庫単価の初期値は修正されません。
- 初めて商品登録する際に仕入単価を「0円」で登録してしまった場合で、商品の原単価・在庫単価に値を持たせたい時は、在庫画面の「棚卸調整登録」で評価単価の変更を行ってください。
- 販売ワークス運用の途中で登録してある初期在庫数量を変更すると、販売ワークス導入開始時点の商品在庫数量から変更されてしまい、在庫の計算がずれてしまいます。販売ワークス導入開始時点の初期在庫数量が違う以外の理由では、登録済みの値の変更は行わないでください。
- 「初期在庫数量」への数量登録ではなく、初期在庫数量は0(ゼロ)で登録後に、入庫登録や棚卸調整登録で初期在庫数量を登録する方法もあります。