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7. 単一仕訳

すべての取引に関する単一の仕訳伝票の登録・修正、削除ができます。単一仕訳では複合伝票の仕訳は表示されません。
※会計ワークスでは、機能画面の設計変更を進めております。単一仕訳は新しい設計です。
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1.インクリメンタルサーチの実装
 単一仕訳は、勘定科目・補助科目・部門・摘要の項目で、文字入力の都度、候補となる科目などを表示する検索機能を実装しました(インクリメンタルサーチ)。
■例:勘定科目コード:131 科目名:普通預金
・半角整数で1だけでは該当する科目が多いですが、13まで入力すると、科目コードに“13”が含まれる科目が候補として表示されます。
・科目名などの入力の途中でも、部分一致するものがあると、候補として表示します。例「普通預金」では、“普通”や“預金”という入力で候補表示があります。
・ClearWorksの初期値でご用意している勘定科目であれば、ローマ字入力でも候補を表示します。普通預金のローマ字入力は”futsuuyokin”となり、“fu”や”yo”の入力で候補に出てきます。
kaikei_daily7-1-2※【右図】ローマ字入力で預金(yokin)の“yo”まで入力したところ、項目の下部に“yo”の文字列が登録されている科目が表示された状態例になります。
※現在は、ユーザが作成した勘定科目名に、ローマ字入力による検索候補の情報を登録することはできません。

2.単一仕訳画面の設定(仕訳登録に使用する項目の設定)
 単一仕訳の画面右上の「設定」で、単一仕訳で仕訳入力する際に使用する項目を一部変更できます。
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■詳細項目の表示
 仕訳登録行の項目で使用しない項目を非表示にできます。初期はすべての項目にチェックが入っています。チェックを外すと項目が非表示になります。
■新規登録後の引継項目
 仕訳登録の「保存」ボタンを押した後、次の新規登録行に引き継ぐ項目の設定になります。チェックを入れると、直前に入力した仕訳の情報を引き継ぎます。チェックを外すと、入力した情報の引き継ぎは行いません。
3.キーボード操作
 単一仕訳の画面はENTERキーで移動が可能です。

(1)ENTERキー

 仕訳登録行はENTERキーでの移動が可能です。下記の移動順は初期設定時の動きです。画面の「設定」で非表示にした項目がある場合はその項目はスキップします
 日付→決算種別→借方科目→補助科目→借方部門→金額→消費税税区分→消費税表記→消費税→貸方科目→補助科目→貸方部門→金額→消費税税区分→消費税表記→消費税→摘要→期日→社員→「保存」ボタン→入力した仕訳を登録
※保存ボタンの位置でTABキーを使用すると「取消」ボタンに移動します。

(2)ESCキー

 単一仕訳の画面にアクセスした直後は、登録モードです。ESCキーを押すと、閲覧モードになります。
4.登録方法
 単一仕訳の画面にアクセス直後は、操作日の日付で新規登録行の日付にカーソルがあります。登録中の行の背景は薄い黄色です。
①日付を入力します。
②必要に応じて決算種別を選択します。初期値は「通常」です。
③借方科目の情報を登録します。
 ・科目を設定、必要に応じて借方の補助科目、部門を設定します。
 ・借方税区分、税表記は、設定画面の「勘定科目」でその科目に対して設定した情報がセットされます。
 ・借方金額を入力します。カンマの入力は不要です。
④貸方科目の情報を登録します。
 ・科目を設定、必要に応じて借方の補助科目、部門を設定します。
 ・貸方税区分、税表記は、設定画面の「勘定科目」でその科目に対して設定した情報がセットされます。
 ・貸方金額を入力します。カンマの入力は不要です。
⑤必要に応じて摘要を入力します。
⑥必要に応じて期日を入力します。
⑦必要に応じて社員を設定します。
⑧「保存」ボタンを押します。入力した行の上に次の新規登録行が表示されます。
5.確認・検索(閲覧モードへの切り替え)
 振替伝票や現預金出納帳、経費帳、入金伝票、出金伝票などで入力した仕訳のうち、単一の仕訳については表示・確認が可能です。
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①単一仕訳の画面にアクセスした直後は、操作日で新規の仕訳登録行が表示されます。「ESC」キーを押すか、新規登録行の「取消」ボタンを押すと、閲覧モードになります。閲覧モードになると、一覧上部の一括(選択・削除)ボタンが有効になるほか、一覧に表示される仕訳行の末尾の「削除」ボタンが有効になります。
②各月の仕訳を確認する時は、画面上部のカレンダーの月を押します。
③任意の期間で表示したい場合は、画面上部右にある「検索」ボタンを押し、期間を指定します。必要に応じて、科目などで絞り込みます。
※単一画面にアクセスして、すぐに「検索」ボタンで条件を指定し、検索を実行すると、自動的に閲覧モードになります。
6.修正・コピー
 一覧に表示された仕訳行の上にマウスカーソルを乗せた時に、背景色が薄い黄色になると選択可能です。仕訳行のいずれかの場所でワンクリックすると、編集モードになります。修正後、「保存」ボタンを押します。
仕訳を保存すると「コピー」ボタンが表示されます。「コピー」ボタンを押すと、元の仕訳行の上にコピーします。コピーされた仕訳行で「保存」ボタンを押さないと登録されません。「取消」ボタンまたはESCキーでコピーした操作をキャンセルします。
7.削除
 単一仕訳での仕訳の削除は、閲覧モードで行います。閲覧モードでは、一覧上部の一括(選択・削除)ボタンが有効になるほか、一覧に表示される仕訳行の「削除」ボタンが有効になります。

(1)特定の仕訳のみ削除する

 登録行の末尾の「削除」ボタンを押すと該当の仕訳を削除します。削除後の復旧はできません。

(2)複数選択で一括削除する

 登録行の先頭「#」欄にチェックを入れて、一覧上部の一括にある「削除」ボタンを押すと、選択した仕訳を削除します。削除後の復旧はできません。画面に表示している仕訳を一括選択する場合は、一覧上部の一括にある「選択」をご活用ください。
8.単一仕訳:機能一覧
■画面上部:カレンダー

月(期首月~期末月) 自社の会計期間の期首月~期末月で表示されます。

■画面上部:右(ボタン)

追加「新規」ボタン 仕訳の新規登録を行う際に押します。単一仕訳を閲覧モードの状態にしている時にご利用ください。
追加「辞書」ボタン 設定画面の「仕訳辞書」に登録した内容を呼び出して、指定した日付で新規登録を開始することができます。
詳細「検索」ボタン 任意の期間で一覧を表示する際に使用します。必要に応じて科目などの絞り込みが可能です。
詳細「設定」ボタン 詳細「設定」ボタン 単一仕訳の画面の詳細設定を行います。
・詳細項目の表示
 仕訳登録行の項目で使用しない項目を非表示にできます。初期はすべての項目にチェックが入っています。チェックを外すと項目が非表示になります。
・新規登録後の引継項目
 仕訳登録の「保存」ボタンを押した後、次の新規登録行に引き継ぐ項目の設定になります。チェックを入れると、直前に入力した仕訳の情報を引き継ぎます。チェックを外すと、入力した情報の引き継ぎは行いません。

■一覧上部

一括「選択」ボタン 閲覧モードで有効です。表示した一覧の仕訳を一括選択します。
一括「削除」ボタン 閲覧モードで有効です。一覧でチェックを入れた仕訳を一括削除します。
検索表示(件数) 一度に表示する件数を指定します。

■一覧表示(仕訳行)

「#」欄 付箋 ・付箋色:5色(赤・青・黄・緑・橙)
・登録者欄、宛先欄:全角10文字(半角20文字)以内
・コメント欄:全角100文字(半角200文字)以内
仕訳に「付箋」を付けます。登録者欄、宛先欄はユーザ名や社員名にかかわらず、任意の入力が可能です(空欄登録も可能です)。付箋色「無し(黒)」を選択すると、付箋に登録した情報が削除されます。登録した付箋は、ホーム画面の「付箋一覧」で参照できます。
日付 取引日付を入力します。
入力形式:yyyy/mm/dd または yy/m/d
月日(mm/dd)と入力した場合は、操作日が含まれる会計期間で年を補完します。
例:会計期間:2015年4月1日~2016年3月31日
  操作日:2016年3月28日 入力値:3/1 → 2016/03/01となります。
  操作日:2016年3月28日 入力値:4/1 → 2015/04/01となります。
日付(dd)のみ入力した場合は、操作日の年月で伝票の日付の年月を補完します。
行末尾「保存」ボタン 登録した仕訳を保存(登録)します。
行末尾「コピー」ボタン 仕訳をコピーします。元の仕訳の上にコピーされます。
行末尾「辞書」ボタン 入力した仕訳情報を設定画面の「仕訳辞書」に登録します。仕訳行に入力されている情報のまま仕訳辞書登録になります(金額や摘要も登録されます)。
行末尾「取消」ボタン 登録中の情報をクリアします。
行末尾「削除」ボタン 仕訳を削除します。削除後の復旧はできません。