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12-2. 給与連動

給与ワークスの 「給与」「賞与」「年調 (単独年調処理のみ)」「社会保険料 (事業主負担額)」のデータを仕訳伝票にします。仕訳は、給与ワークスの「その他」にある給与連動に関する設定条件に従って生成されます。
※旧給与ワークスをご利用のお客様の仕訳は、設定画面の 「給与連動科目」で設定した条件に従って生成され
ます。
1.連動の条件と注意点
・画面右上に表示されている会計期のデータが対象です。
・会計期の状態が「当期」または「翌期」で実行できます。「前期」及び前期以前の会計期では実行できません。
・会計期の状態が「当期」または「翌期」でも、会計ワークスの「月次」画面の「データ確定処理」で、任意の月日のデータ確定の登録を行っている場合、その月日以前のデータは連動されません。
・給与ワークスで給与計算、賞与計算を行ったあと、「確定処理」が行われているデータが連動できます。
・給与連動によって会計ワークスに生成された仕訳伝票を修正しても、給与ワークスに修正内容は反映されません。
・給与連動によって会計ワークスに生成された仕訳伝票を修正した後、給与ワークスで該当月の給与明細書または賞与明細書を修正して、再度、給与連動を実行すると、給与ワークスで修正した内容の仕訳で上書き修正されます。
・給与連動によって会計ワークスに生成された仕訳伝票を削除しても、給与ワークスの情報は削除されません。
2.給与連動の操作方法
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(1)給与連動・賞与連動・単独年調連動

① 「支給日カレンダー」「対象年」「支給日」を選択します。給与ワークスで該当の支給日の 「確定処理」を行
っていないと、支給日は表示されません。
②「処理開始」ボタンを押します。処理が終了すると、画面の下部に処理結果が表示されます。
※連動済みの支給日について、連動単位を変更したい場合は、給与ワークスの 「その他」の連動単位を変更し、再度、会計ワークスで給
与連動を実行すると、先に連動した際の仕訳を削除し、設定しなおした連動単位で仕訳を生成します。
※単独年調連動は、年末調整で 「単独年調」の処理を行った場合の、年調時の過不足金額のみを仕訳伝票とします。年末調整で 「給与年
調」「賞与年調」の処理を行った場合は、給与 ・賞与の明細書で年調時の過不足税額の処理を含んでいますので、単独年調連動は必要あ
りません。

(2)処理結果で貸借が一致しない場合

 給与連動 ・賞与連動を実行した処理結果で、貸借が一致しない結果となった場合は、給与連動の設定を見直します。確認するポイントとしては、給与明細書・賞与明細書で使用している給与体系・賞与体系の項目が、連動させる先の勘定科目への計算式に含まれていない(または重複している)等があげられます。
※旧給与ワークスをご利用のお客様の仕訳は、設定画面の「給与連動科目」で設定した条件に従って生成されます。
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(3)社会保険料 事業主負担額連動

①「支給種別」「対象年」「対象月」を選択します。
②振替伝票の日付は、対象月の末日が表示されますが、必要に応じて修正します。
③勘定科目を「未払費用」「未払金」から選択します。
④「処理開始」ボタンを押します。
※事業主負担額連動の仕訳対象のデータは、給与ワークスの「社会保険」にある「社会保険支払額一覧表」の負担額一覧になります。「社会保険支払額一覧表」の「事業所負担分」ボタンを押すと、対象月のデータが会計ワークスの給与連動の対象になります。
3.給与連動で生成される仕訳
 給与連動で生成される仕訳は、伝種「振替(振替伝票)」で、次のような複合伝票になります。
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